スピンボタンはある数値を少しずつ増減させたいときに使用します。スクロールバーと同様に縦配置、横配置が可能です。
スピンボタンの主なプロパティである配置方向や最大・最小値、スクロール量などの使用方法は、前ページのスクロールバーと全く同じですので、このページでの説明は割愛します。
このページには Value プロパティから値を取得するサンプルだけ掲載しておきます。
説明済みプロパティ
コントロールオブジェクトが異なるだけで前のページで説明した内容と同じプロパティについては説明を割愛させていただきます。以下のリンク先をご覧になってください。
※説明の中に出てくるコントロールオブジェクトは適宜読み換えてください。
- 共通プロパティ
- ラベル
- スクロールバー
- 配置方向の設定(Orientation プロパティ)
- イベント発生時の遅延時間の設定(Delay プロパティ)
- 最大値、最小値の設定(Max、Min プロパティ)
- スクロール量の設定(SmallChange プロパティ)
※スピンボタンにはスクロールバーにある LargeChange プロパティは存在しません。
値の取得および設定(Value プロパティ)
以下のコードは、スピンボタンの値をラベルに表示させるだけのサンプルです。
フォームにはラベル(Label1)とスピンボタン(SpinButton1)を設置し、最大値や最小値、スクロール量などはあらかじめ好みの値を設定しておきます。
コードの記述例
'マウスでクリックしたときに発生するイベント
Private Sub SpinButton1_Change()
Label1.Caption = SpinButton1.Value
End Sub
表示イメージ
上矢印をクリックすることで、SmallChangeプロパティの値が確認できます。
上矢印を押しっぱなしにすることで、Delayプロパティ(遅延時間)が確認できます。