Array 関数は値のリストをカンマ (,) で区切って指定することで、それらの値が格納された1次元配列を返します。Array 関数を使用して作成した配列の添え字の最小値は、常に 0 となります。ほかの種類の配列とは異なり、Option Base ステートメントに最小値を指定しても影響を受けません。
Array関数の使用方法
引数名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
ArgList | ○ | 値のリストをカンマ (,) で区切って指定します。 省略すると長さ 0 の配列が作成されます。 |
Array関数の使用例
Array 関数で作成した配列の添え字上限・下限を表示する例です。
Sub sample_ef041_01()
Dim Var As Variant
Dim i As Integer
Var = Array("A", 10, "B", 20)
Debug.Print "添字下限:" & LBound(Var)
Debug.Print "添字上限:" & UBound(Var)
'配列要素をすべて表示
For i = 0 To UBound(Var)
Debug.Print i & ":" & Var(i)
Next i
End Sub
参考 – 引数を省略した場合の添え字
Array 関数の引数を省略した場合の添え字を表示してみます。
Sub sample_ef041_02()
Dim Var As Variant
Dim i As Integer
Var = Array() '長さ0の配列
Debug.Print "添字下限:" & LBound(Var)
Debug.Print "添字上限:" & UBound(Var)
End Sub