モジュール内はモジュールオプション、モジュールレベル変数、プロシージャの3つで構成されます。それぞれに明確な記述場所が指定されているわけではなく、必要のないものは省略してかまいません。必要なものだけを上から順に記述していきます。
モジュール構成イメージ
モジュールオプションのうち”Option Base”以外はモジュールレベル変数の後に記述しても問題ありません。”Option Base”は配列の宣言より前に記述する必要があるため、 モジュールレベル変数に配列を宣言する場合はこれより前に記述する必要があります。 モジュールレベル変数に配列を宣言していない場合はその必要はありません。
モジュールオプション
任意で以下のオプションを指定します。このオプションはモジュール単位で有効となります。
項目 | オプション | 説明 |
---|---|---|
変数宣言 | Option Explicit | 変数の宣言を強制します。 |
配列最小添字 | Option Base 0 (※既定値) | 配列の最小添字を省略した場合の値を設定します。 |
Option Base 1 | ||
比較モード | Option Compare Binary (※既定値) |
文字列の比較を文字コード(Unicode)により行います。 |
Option Compare Text | 50 音順で、大文字/小文字、全角/半角、カタカナとひらがなを区別しない比較方法になります。 | |
Option Compare Database | Accessでのみ使用可能なオプションのためExcelでは使用できません。 | |
その他 | Option Private Module | 他のプロジェクトからの参照を禁止します。 |
比較モードの適用範囲
比較モードの影響を受けるのは文字列の比較を行う以下の演算子と関数です。
モジュールレベル変数
必要に応じてプライベートモジュールレベル変数やパブリックモジュールレベル変数を宣言します。
プロシージャ
プロシージャを必要な数だけ記述します。1つのモジュール内における行数が1000行を超えるようであればモジュール分割を考えてみるとよいでしょう。