Endステートメント

エラーを検知したときなど、プログラムの実行を直ちに終了させたい場合は End ステートメントを使用します。End ステートメントによって処理が終了する際、プログラムで使用していたメモリはすべて解放され、開かれていたファイルはすべて閉じられます。

次のサンプルマクロはエラーを強制的に発生させて、エラーNoとエラー内容を表示して処理を終了する例です。

Sub sample5_12()
    On Error Resume Next    'エラーが発生しても処理を継続します。

    Err.Raise 1001          'エラーを強制的に発生させます。

    If Err.Number > 0 Then
        MsgBox "エラーが発生しました。処理を終了します。" & vbLf & vbLf & _
                "エラー№ :" & Err.Number & vbLf & _
                "エラー内容:" & Err.Description, vbCritical
        'ここで処理が終了するので、下の正常終了メッセージは表示されません。
        End
    End If

    MsgBox "処理が正常に終了しました。", vbInformation
End Sub

 On Error Resume Next

sample5_12の実行結果
sample5_12の実行結果
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